精神科処方薬依存セルフヘルプグループ Feelings

精神科処方薬依存セルフヘルプグループ [Feelings]

[Feelings]とは

 Feelingsは多様な精神科処方薬および処方薬依存の方の減薬、断薬をサポートしています。
薬物依存の中で合法薬物(処方薬)の依存が全体の約23%を占め、合法薬物依存当事者がNAなどに参加しづらい問題があるため、Feelingsはその受け皿として活動を開始しました。
 Feelingsでは、現在投薬中・依存となっている薬物の名称をミーティング中に公表することを許可しております。薬物の名称を聞いて体調を崩される方については、参加をご遠慮いただく場合もございます。予めご了承下さい。


「Feelingsモデル」とは

 Feelingsモデルの【語り】は、12ステップではなく、オープンダイアローグやエンカウンターに近い語りになります。
 処方薬依存の当事者は、緊張や不安が強い方が多く、そのためFeelingsは「ナチュラル」であり、処方薬依存という、そもそもが『ハームリダクション』である、薬物依存に特化したセルフヘルプグループとして、ミーティングを行っております。
 薬の使用を0ではなく、適切に使用するための回復には、まずグループの目的として「物事の解決」よりも「感情の解決」を語っていくことで、最終的に「生活課題の解決」になり、処方薬依存から回復できると考えます。


[Feelings]における薬物依存とは

 Feelingsにおける薬物依存は、医学的にでも、自己申請でもなく、人と環境と、自分自身の心と体へのハーム(害)があれば、Feelingsモデルの対象とします。

  1. 難病やHIVなど精神疾患以外の重複障害
  2. GID治療などのダブルマイノリティー
  3. 市販薬とクレプトなど社会的なもの
 の3つに関係するハームも対象とします。

 ひとり、ひとり、心と体違い環境も異なります。
その中で多様性に配慮するには、薬物依存の量や種類にまやかされることなく、当事者の生活そのものに耳を澄ます団体でありたいと思います。
 それは最も難しいことかもしれませんが、フラットでありたいと
 立ち尽くす 
 見上げる先に
 光。

   精神科処方薬依存に当てはまっているケースは多種多様です。
  • 新型コロナウイルス感染症への不安から、不安時に頓服するよう処方された薬を飲み過ぎてしまう、など、もともと精神科処方薬依存である方。
  • 新型コロナウイルス感染症への不安から、最近精神科処方薬を飲み初め、やめられなくなった方。
  • 回復者であるけれども、また不安から精神科処方薬依存になりそうな方。
  • GID(性同一性障害)のホルモン治療や、HIVなどの治療のために精神科処方薬を減薬しなければならない方
  • 発達障がいに起因する影響のせいで統合失調症と誤診され、統合失調症治療薬を飲み始めて依存になってしまった方
  • 診断名が睡眠障害で睡眠薬の量が依存にあたる量である場合
  • 規定の量を守らず、大量に一度に精神科処方薬を飲んでしまう場合
  • 睡眠薬をアルコールとともに飲み、強く作用させている場合
  • 難病の痛みや不安により、精神科処方薬依存になってしまった方
  • トラウマを処方薬依存で対処している方
  • 場面緊張などを処方薬依存で対処している方
また、違法ドラッグをやめる為に精神科処方薬を飲み初め、依存になってしまったなどのアディクションクリニックに受診するような状態の方も、アディクションクリニックの治療と並行してセルフヘルプグループのミーティングに参加していただけます。

 参加できないケースとしては医師が減薬や断薬を承諾していない場合や、精神疾患の急性期状態にある場合などは、治療が進んで減薬できる状態になってから参加していただけます。

現在Feelingsでは、アディクションクリニックからの紹介も受けております。
アディクションクリニックからの紹介、ダルクなど回復施設、NA参加経験者と、はじめてセルフヘルプグループに参加される方とのミーティングをわけて行っております。
ミーティング申し込みの際には、第一部(紹介なし、参加費:献金制)と第二部(紹介・NA経験者、参加費:献金制)で、ご自身が参加できるグループへのお申込みをお願い致します。

お知らせ

Twitterアカウント:@feelings_SHG
フォローお願いします
2023.12.4
代表の難病が悪化しているため、ミーティングはしばらくお休みいたします。
2023.11.15
12月より第一部も第二部同様に参加費は献金制(PayPay払い、金額は任意)となります。
2023.11.6
12月より第一日曜日に開催となります。なお、変動もありますので、スケジュールからご確認お願いします。
2023.11.6
12月のミーティング予定を更新しました
2023.10.10
11月のミーティング予定を更新しました
2023.9.4
10月のミーティング予定を更新しました
2023.8.6
9月のミーティング予定を更新しました
2023.7.3
8月のミーティング予定を更新しました
2023.6.12
7月のミーティング予定を更新しました
2023.5.10
6月のミーティング予定を更新しました
2023.4.10
5月のミーティング予定を更新しました
2023.3.18
4月のミーティング予定を更新しました
2022.11.2
12月・1月・2月・3月のミーティングは休止となります。
2022.10.12
11月のミーティング予定を更新しました
2022.9.17
10月のミーティング予定を更新しました
2022.8.19
9月のミーティングは代表の実習期間のためお休みとなります。
2022.7.17
8月のミーティング予定を更新しました
2022.6.10
7月のミーティングは代表の病院実習期間のためお休みとなります。
2022.5.17
6月のミーティング予定を更新しました
2022.4.3
5月のミーティング予定を更新しました
2022.2.25
4月のミーティング予定を更新しました
2022.1.21
3月のミーティング予定を更新しました
2021.12.27
第一部有料化のお知らせを追加しました
2021.12.18
2月のミーティング予定を更新しました
2021.11.18
1月のミーティング予定を更新しました
2021.10.21
12月のミーティング予定を更新しました
2021.9.21
11月のミーティング予定を更新しました
2021.8.18
10月のミーティング予定を更新しました。ミーティング予約フォームにて不具合がありましたので、修正しました。
2021.7.30
9月のミーティング予定を更新しました
2021.6.28
コラムを更新しました。
2021.6.14
8月のミーティング予定を更新しました
2021.5.25
7月のミーティング予定を更新しました
2021.4.20
6月のミーティング予定を更新しました
2021.3.19
4月11日のミーティングは、会場ミーティングを開催することに決定いたしました。詳しくはスケジュールをご確認ください。
2021.3.19
5月のミーティング予定を更新しました
2021.3.15
4月のミーティング予定を更新しました
2021.1.1
コラムを更新しました。
2020.12.31
コラムを更新しました。
2020.12.24
2月のミーティング予定を更新しました。Feelingsの理念を更新しました。
2020.12.20
大和証券福祉財団より令和2年度(第27回)ボランティア活動助成金の助成対象となりました。
2020.12.14
代表紹介を更新しました。組織編成により今後は代表 老沼史、専任スタッフ直樹という体制で運営していきます。
2020.12.9
メールマガジン「Feelings通信」を配信しました。
2020.12.8
12/20に予定していたクリスマス会は、新型コロナ感染症の感染者が増加してきているため、中止とさせていただきます。また、12/20の定例通常ミーティングは、オンライン開催となります。
2020.11.29
1月のミーティング予定を更新しました。共同代表紹介を更新しました。
2020.10.22
10/24のミーティング予約を締め切りました。
2020.10.20
次回ミーティング日が変更になりました。次回は10月24日を予定しております。
2020.10.18
コラムを更新しました。
2020.10.15
ホームページをリニューアルしました。
2020.09.30
ホームページを開設しました。
2020.04.12
当団体を設立しました。

Feelingsの理念と目標

これまでの自分自身の物語を仲間に話すことで、新しい物語にしていきます。
(ドミナントストーリーをオルタナティブストーリーへ)

 精神科処方薬依存の背景となる生活課題や人との繋がり、孤独、不安、などを話し合える場です。そして一人ひとりが「人薬(ひとぐすり)」となり、精神科処方薬依存から抜け出せれば、と思います。
 言葉は現実社会やコミュニケーションをつくります。まだ言語化されていない体験や苦労、思いに言葉を与えることで、アディクションやクライシスの背景にある、重なり合ったニーズが満たされて、投薬や入院ではなく仲間と地域で生きていくことができます。苦悩の表現として 病状 があるのならば、苦悩を言葉として語り、哲学や仲間との繋がりのツールにしていきましょう。
 たとえ精神疾患名などが同じであっても、それぞれが抱えている問題や、コミュニケーションのとりかたは違います。そのことを尊重し、互いに支え合う文化に「ピア」の価値があるのだと思います。
 難病による痛みや不安のため、処方薬依存になってしまった方や、違法薬物を止めるために処方薬を飲み続け、依存となってしまった方も対象となります。
 精神科処方薬というのは「薬物の分類」ですので、精神疾患の当事者会ではありません。

予約フォーム不具合に関するお詫びとご報告(2021.8.23)